Pottery Therapy
陶芸療法について
陶芸の癒し
陶芸には、心を穏やかにする癒しの効果があると言われてきました。
土のひんやりとした感触にほっとして、作っているうちにだんだん夢中になって土から生まれてくる作品の出来映えに自分でも驚かれることと思います。
静かな時間を過ごしたい方、忙しくて少し疲れ気味な方、なんだか気になることがある方、こもりがちなお子様にも、気分転換にぴったりです。
陶芸療法
陶芸と心理検査を組み合わせて、体調や気持ちの改善をお手伝いします。
人見知りで、おしゃべりが苦手な方も安心してどうぞお問い合わせください。
療法を受けられた方々から、気分の改善や久しぶりによく眠れた等の感想をいただいています。1回、約90分のセッションです。
陶芸と自律神経の関係
佐賀大学保健管理センターと共同で実施した研究において、陶芸療法が自律神経機能を安定化させることが明らかになりました。
・プレスリリース
https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2018031311632
土で作品をつくることで、ストレス状態にある心拍数が健康な値に近づくことがわかり、特に心理的な不安や、緊張状態にある方にも有効な医療手段として活用されることがこれからも期待されます。
現在も陶芸は、多くのデイケアや心理治療の場において、また教育機関などのカウンセリングの場面においても悩みを持つ方とのコミュニケーションに活かされています。
楽しみながら健康に。
手先を動かすことで、脳の活性化を促しますので予防医学の観点からも陶芸の良さを体験していただけたらと考えています。
・陶芸療法に関する掲載記事
佐賀新聞・・平成28年10月29日(土)「周縁を歩く-陶芸療法で心ほぐす-」
朝日新聞・・平成28年6月4日(土)「悩める大学生増加中-陶芸療法・精神科医の授業も-」
読売新聞・・平成29年5月31日(水)「教育ルネサンス・大学の学生支援-心の不調・予防・回復策-」
朝日新聞・・平成31年1月27日(日)「陶土こねるとリラックス効果-自律神経の機能安定 データで実証-」
中村志織 プロフィール
陶芸作家
医学博士
芸術療法士
産業カウンセラー
1966年 佐賀県鳥栖市生まれ
Pottery Do ポタリドゥ 代表
しおり窯・暮らしとこころのデザイン 主宰
工芸工業デザインを学び、佐賀県有田町の深川製磁株式会社にてデザイナーとして勤務。
30歳の頃、小さな工房を構え、すべての作品を手びねりで制作し、作家として活動を始める。
陶芸教室の講師として、「手びねり陶芸」で土にふれる楽しさを広めているうちに
陶芸をすることによって、子供たちや大人の方が元気を取り戻される場面に多く出逢う。
あらためて土の力を感じたことがきっかけとなり、佐賀大学大学院医学系研究科にて
陶芸療法の研究に携わり博士号(医学)を取得する。
2012年度より佐賀大学保健管理センター、NPO法人スチューデントサポートフェイスにおいて
陶芸療法を基としたワークショップを実施する。
平成28、29年度は、熊本県教育委員会主催・体験活動ボランティア派遣事業の活動に出張陶芸体験で参加。
自身が主宰する「暮らしとこころのデザイン」では、陶芸の他にも予防医学を基に様々な暮らしの講座を企画・支援している。